導入の背景
2014年7月より、橋長2m以上の橋梁には5年に1度の頻度で「近接目視点検」が義務化されました。道内では、国・道・市町村が管理する橋梁は約30,000橋ともいわれており、現場の状況により橋梁点検車の使用が必須となる橋梁もございます。あるいは点検車を使用することで点検効率が格段に向上する橋梁が数多くあります。これまでは当社もレンタル会社保有の橋梁点検車を手配していましたが、需要が集中する点検車のレンタルスケジュールが優先されることで、業務の工程管理に支障をきたすこともございました。
こうした経緯から当社独自で点検作業工程を立てられ、また緊急点検要請にも迅速に対応できるよう、橋梁点検車を導入しました。
橋梁点検車「ブリッジマスターSF77A-Ⅲ」
点検から、設計、維持管理までトータルでサポート
橋梁点検車を導入しレンタルに頼らずに自社保有することで、より確実性・信頼性の高い工程計画が可能となりました。より細かな近接目視点検ができるようになり、点検員の安全も確保されるようになりました。
また、点検結果をもとに、これまでの経験と知識を活かし、適切な健全性の診断と、効果的な長寿命化計画を策定します。 維持管理の面におきましても、緊急を要するケースでも対応ができるようになっています。トータルでのサポートにより、橋梁の長寿命化に貢献します。
橋梁点検の様子
橋梁点検車「ブリッジマスターSF77A-Ⅲ」の優位性について
■点検箇所への的確なアプローチ
高い操作性を活かし、広い作業領域の確保を実現します。
■コンパクトなボディ
格納姿勢がコンパクトであり、8t限定中型免許(旧普通免許)で運転可能です。機動性・安全性に優れた車両です。当社では専門技術講習の受講修了者を配置しているので、さらに安心です。
■プラットフォーム
プラットフォームは180度旋回可能。一度の設置で車両前後方向に約10mの作業範囲を確保します。